さらば、北アの渓！ [9/5 奥飛騨の渓]
日曜日
せっかくの民宿泊なんだからゆっくりと・・・
なんてする訳がありません！
いつものように朝４時半起床、５時出発。
その時間に合わせておにぎり弁当を用意していただいた、
富久の湯の主人に感謝しつつ、釣り場へと向かいました。
まだ涼しい朝の林道をひた歩いて目指したのは、
先月「そこそこ」の釣りが出来た、この渓の核心部（仮称）。
朝イチはまだ肌寒く、思わずレインウェアを羽織るほどでしたが、
谷全体に陽が差すと、様相は一変！
真夏さながらの日差しが容赦なく降り注ぎ、
白く美しいこの渓をより一層輝かせます。
この景色です！
この流れに立ちたくて、再びやって来たんですよ！
today_drifterさんと交互に、この開けた美渓を釣り上がります。
彼にはまあまあサイズのイワナがポンポン掛かりますが、
僕のほうはボチボチ以下のサイズばかり
でも、イワナが反応したのは日が完全に上がりきるまででした。
上昇する気温と反比例するかのように、イワナの反応が極端に薄くなっていきます
う～ん、やっぱりこの陽気では難しいのかも？
そんなことは意に介せず、交互にどんどん釣りあがっていきます。
そしてとある堰堤直下。
青く深～い流れには、絶対デカイのがいるはず！
状況は良くありませんが、とりあえずキャスト！
ビシッ！
あれ？
しばし茫然自失・・・。
そこには目を疑いたくなる現実が・・・。
愛用のカムパネラc3753が見るも無残な姿に
どこかへ強くぶつけた訳ではないので、多分「釣りのしすぎ＝疲労骨折」だと思います
おもわずヘナヘナとしゃがみ込む僕。
この先のまだ見ぬ流れを見たかったのに・・・。
「終わったな・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・まだだ、まだ終われない！」
この先の未開エリアの探索をtoday_drifterさんに一任し、
ロッドを交換しに車へ戻ることに
自分でもどうかしてるな～と思いつつ、
朝通った林道を早足で下っていきます。
途中、登山客を30人、いや、50人はブチ抜き、
通常80分ほど掛かるコースを、わずか50分足らずで駐車場に到着！
ロッドを交換し、アクエリアスの予備を積み込み、
ほとんど休憩することなく、返す刀で再び林道を登り始めます。
でも、真昼間の林道上りは容易いものではなかったんです
暑い！
とにかく暑い！！
サポートタイツのお蔭（？）か、足の痛みはありませんでしたが、
息が上がる。
汗が止まらない。
おまけに昼メシも食べてなかったので、もう完全に電池切れ状態
それでもなんとか釣りをしたい執念（？）で林道を登りきり、
today_drifterさんとの集合ポイントまで到着！
下りは50分でしたが、上りは80分くらい掛かっちゃいました
そんなこんなで大幅に時間と体力をロスしてしまいましたが、
午後２時には、前日いい思いをした区間へ入ります。
遅い昼ごはんを食べ、c4802を手に再び釣り上がりを始めます。
イワナの反応はボチボチありますが、どうも思うように釣れない
前日と同じように雲が厚くなってきて、状況は好転しているはずでしたが・・・。
today_drifterさんと交代で釣り上がりと昼寝（？）をしながら釣り上がると、
やっとネットで掬ってもいいかな～と思えるサイズが！
まあ、これが釣れればとりあえずはいいかな？
でも、出来ればネットからこぼれるサイズが！
この期に及んでまだそんな欲をかいていると・・・
もうすぐ退渓点というところで、
BWO＃12を咥えてくれた9寸イワナ！
ようやく納得（？）の一尾を手にすることが出来ました
ここで今回の合宿釣行は終了。
先月に続いて今回も9寸止まり。
「忘れ物」はやっぱり取れませんでした
でも、この開けた爽快な渓を知り得たことは、
新規開拓がなかなか捗らなかった僕にとって、とても大きな収穫となりました！
この渓は一足早く、9月10日をもって禁漁となります。
来年もまたきっと、この地を踏みたいものです。
その時まで、「忘れ物」はこの渓に預けたままにしておきます
と、いうことで、最終（？）合宿は終了です。
today_drifterさんお疲れ様でございました！
・・・さて、気持ちを切り替えて、あと三週間！
源流部での釣り。
ラス前の大（？）遠征。
そしてラストはやっぱりあの場所で・・・。
それまでは休む間もありません！
ただひたすらに、前だけを見て。
後悔はしないように！！
おしまい！
あとがき・・・折ってしまったc3753ですが、現在カムパネラに入院中です。
石川さんのご尽力により、遠征時に受け取れる段取りとなりました。
とりあえずは、良かった良かった（？）
○釣行データ
水温 ： 10.5～13℃
水量 ： 少な目
フライ：＃18～12各種
釣果：イワナ
