徹頭徹尾!!![後編]
明けて三日目。
でも、朝4時にはスパッと起き、5時前には林道歩きを開始!
(仕事の日は絶対こうはいかない!)
第二章核心部PARTⅠまで歩き入渓。
川原で軽い朝食をとりつつダラダラしていると、
林道を歩いてくるffを発見!
軽く会釈をすると、こちらに近づいて来ます。
そして開口一番・・・
「タテゴトさんですか?」
「・・・はあ、そうですけど」
「こんな朝早くにこんなところまで歩いてくるのは、タテゴトさんしか居ないと思いました!」
「それはそれは・・・」
「ひょっとしたらお会い出来ると思ってましたよ~!」
「いやいやどうも・・・」
そのffは愛知在住のMさんといい、木曽をホームに各地の渓を渡り歩くエキスパート。
いつも拙ブログを見ていてくれる方で、大きすぎるネットのことなど、とっても良~く知っていらっしゃいました。
・・・いや~、迂闊なことは書けませんね
「良かったらご一緒に!」とのMさんの提案で、一緒に釣り上がることになりました。
ちょっと疲れ気味なこともあり、まずはMさんに先行してもらいます。
正統派フライフィッシャーのMさんは、一級ポイントに真っ向から勝負を挑み、
次々にタナビラをヒットさせてました。
僕のほうは、いつものように「しょもないポイント」ばかりを狙い、
イワナばかりをチョロチョロと上げていきます。
そして、先行させてもらったとある副流。
ここはいつも良いのが・・・と思ったら、
やっぱり居ました!
9寸ほどのイワナです。
今日も何だか運がいいです!
こういう日陰の分流は、イワナの絶好の棲家ですね。
この日も良く晴れ、渓は真夏の様相。
照りつける夏の陽射しが、
開けた美渓に容赦なく降り注ぎます!
そんなときは、
こんな木陰で一休み!
ちょっと早い昼食をとりつつ、しばしMさんと渓流談義に耽ります。
大好きなホームのこと。
そしてまだ見ぬ木曽の奥地の渓。
とても有意義な時間でした!
そしてまた釣り上がり再開。
なかなか良いサイズの渓魚には巡り合えませんが、
ここは、釣り上がるだけで楽しくなる渓なんです。
しばらく釣り上がり、僕が先行していた時、
岩陰のポイントに、結構大きいタナビラを発見!
しかも時折、ついばむ様なライズを繰り返しています!
「見える魚は必ずバラす!」
こういう状況で、僕は良く「やらかしてしまう」ので、
Mさんを呼んで釣ってもらおうとしましたが、
「こういうときは、見つけた本人が釣らないと!」
ということで、結局僕がやらせて頂くことに
まずは気持ちを落ち着けるように、ふたたび観察。
そしてMさんのアドバイス通り、慎重にキャスト!
・・・したのですが、狙いを外れフライはタナビラの真横に
でも、タナビラはスーッと寄ってきて、ゆっくりフライを咥え込む・・・。
一拍置いてゆっくり合わせると
・・・乗った!!
カムパネラの#2を心地よく曲げるその引きを楽しむ余裕もなく、
一気に距離を詰め、無事にランディング!
精悍な顔つきに、
ピンと張った尾鰭も美しい、
素晴しい魚体の9寸タナビラでした!
ホームでのタナビラレコードを更新するその一尾は、
ひそかに狙っていた「尺イワナ」と同等、あるいはそれ以上の喜びとなりました
一人だったら焦ってよく確認せず、すぐ投げちゃって、
たぶんまた「やらかし」ちゃったはず。
Mさんのおかげで冷静でいられ、しっかり釣り上げることが出来たんだと思います。
これで充分満足した僕は、
あとはひたすら渓歩きを楽しんだり、
マイナスイオンを浴びて涼をとったりと、
の~んびり美渓を楽しみました。
午後3時。
帰りの大渋滞を考えると、このあたりが遡行限界。
壁まで行かれるというMさんと再会を約し、帰途につくことにしました。
Mさんお疲れ様でした!!
こうして三日間に及ぶ、前代未聞(?)のホーム三昧の釣りは終了しました。
横丁。
第三章。
核心部(PARTⅠ)
徹頭徹尾、真夏のホームを楽しんじゃいました
これだけ行けば、そろそろ飽きるんじゃないか・・・と思っていましたが、
やっぱりここは飽きないですね!
蒼い流れと綺麗な渓魚が、僕を惹きつけて止まないんです。
早いもので渓シーズンも残り二ヶ月あまり。
あと何回行けるか分かりませんが、
気力・体力の続く限り、通い詰めてみたいと思います。
また、このホームの地へ!
おしまい!
○釣行データ
釣行日 :7/19
水温 :13℃
水量 :多め
フライ :#16~12テレストリアル系
釣果 :イワナ・タナビラ